本ページでは、ID-POS分析でよく使用される基礎的な分析手法を説明します。

ID-POSを商談で活用
消費財・食品・飲料メーカーの営業担当者向け
購入年代分析

購入年代分析は、対象商品購入客の年代別構成比やストア購入率を把握するための分析です。どの年代が多く購入しているか?
どの年代が購入確率が高いか? が分かりますので販促ターゲットを明確にすることができます。
客数構成比 = ある性年代の対象商品購入客数 ÷ 対象商品購入客数計
ストア購入率 = ある性年代の対象商品購入客数 ÷ ある性年代のストア全体の客数
野球に例えるなら、客数構成比が高い=ヒット数が多い ストア購入率が高い=打率が高い ということです。
新規客・継続客分析

新規客・継続客分析は、対象期間の対象商品購入客に占める新規客・継続客の客数や人数構成比を把握する分析です。
新規客:対象期間購入客のうち過去期間未購入のお客様
継続客: 対象期間購入客のうち過去期間にも購入しているお客様
客数増減の要因は新規客か? 継続客か? を把握することで最適な対策構築に繋げます。詳しくはこちらのページをご覧ください。
※リピート客は対象期間に2回以上購入客を指します。上記のような積み上げ棒グラフをリピート客と1回購入客=トライアル客で表すこともできます。
流入元・流出先分析

流入元は、対象期間にAシャンプーを購入したお客様は前期間にどんなシャンプーを購入していたか?を把握する分析です。
流出先は、対象期間にAシャンプーを購入したお客様は後期間にどんなシャンプーを購入したか?を把握する分析です。
カテゴリ新規客をどれくらい獲得できたか? 前期間に購入していたシャンプーよりも単価UPしているか? どのブランドからお客様を奪取できたか? などからカテゴリへの貢献状況や顧客像の把握に役立ちます。詳しくはこちらのページをご覧ください。
併買分析(期間併買・バスケット併買)

期間併買は、対象期間の対象商品(上記図ではAAA化粧水など)購入客が同期間に購入した対象商品以外の商品(AAA化粧水以外)を把握する分析です。バスケット併買は、対象商品購入客が同一レジ会計で購入した対象商品以外の商品を把握する分析です。
化粧品カテゴリなどでは「一緒に併用してもらいたい商品」がありますので(化粧水と乳液など)、併買状況を把握し併買促進策を考える際に役立ちます。また、「AAA化粧水購入客は育児用品を併買している」など他カテゴリの併買状況から購入客のライフステージを把握することもできます。詳しくはこちらのページをご覧ください。
デシル分析

デシル分析は、対象商品購入客を購入金額の高い順に10等分して購入金額構成比などを把握する分析です。
購入客が100人の場合、購入金額1位客~10位客がデシル①、11位客~20位客がデシル②… 91位客~100位客がデシル⑩といった分け方です。対象商品は上位20%のお客様に80%の売上が支えられている(いわゆる2:8の法則)といった情報から、上位客に集中的に販促投資を行うことで投資対効果を高めます。詳しくはこちらのページをご覧ください。
RFM分析

RFM分析は、Recency(直近購入日)、Frequency(購入頻度)、Monetary(客単価)の3指標からお客様をグループ分けする分析です。グループごとに最適な販促を使い分けることで(購入頻度を高める施策、単価を高める施策など)優良顧客への育成に繋げます。詳しくはこちらのページをご覧ください。
購入インターバル分析

購入インターバル分析は、対象期間にA商品を2回購入したお客様の1回目購入日と2回目購入日の日数間隔を把握する分析です。
新規客を固定客化するうえで最もハードルが高い2回目の購入をしてもらうために、リピート促進策を実施する最適タイミングを把握することが重要です。詳しくはこちらのページをご覧ください。
トライアル・リピート分析

トライアル・リピート分析は、対象期間におけるA商品購入客を1回目の購入(トライアル購入)か、2回目以降の購入(リピート購入)か、に分けて週別客数を分析します。トライアル購入のピークはいつか? 需要のピークはいつか? トライアル購入とリピート購入が逆転するタイミングはいつか? を知ることで、販促タイミングやプロモーション売場の最適展開時期を見極めることができます。詳しくはこちらのページをご覧ください。
間口奥行き分析

間口奥行き分析は、対象期間における対象商品(もしくはブランドなど)のストア購入率(間口)、リピート率(奥行き)を把握する分析です。新規客獲得に役立つ商品か? 優良顧客化に繋がる商品か? など商品の立ち位置が分かることで、商品ごとの最適な育成策・販促策を考える際に役立ちます。詳しくはこちらのページをご覧ください。
ストア貢献分析

ストア貢献分析は、対象期間にA商品を購入したお客様は同期間にストア全体で何円購入したか? を把握する分析です。ストアの優良顧客が購入している商品=ストアが積極的に販売するべき商品ですので、どうせ苦労して売るならストアの売上に貢献する商品を売るべきと考えられます。詳しくはこちらのページをご覧ください。