まずは基本である ID-POS(idpos)とは ? を理解しましょう

ID-POSを商談で活用
消費財・食品・飲料メーカーの営業担当者向け
ID-POSとPOSの違い
ID-POSとは?の説明の前に、POSについて説明します。POSとは、Point Of Salesの略で、お店のレジ通過売上のことです。いつ、どこの店で、何の商品を、何個、何円で買ったか? が分かります。
ID-POSとは、見ての通り、POSにID(個人識別番号)が付いたデータのことです。スーパーマーケットやドラッグストアなどのレジ会計時にお客様が提示するポイントカード情報によって、誰がが分かります。
簡単に言うと、ID-POSは誰が(ID)が紐付いたPOSデータと理解してください。
ID-POSで何が分かる?
POSとID-POSは 誰が が分かるかどうかだけの違いなのですが、この誰がが分かることで多くのことが分析できるようになります。
※「誰が」と言っても個人情報に関する情報は開示されません

図のように、誰がが分かることで購入客の性年代が分かるだけでなく、前回・次回の購入と紐付けて分析することが可能になります。
例えば…
・どの性年代が多く購入しているか?
・一緒に何を購入しているか?
・前回(次回)何を購入しているか?
・初めての購入か、2回目の購入か?
・年間何個(何円)購入しているか?
・といった分析が可能になります。
ここではごく一部を記載していますが、こういった分析をID-POS分析と呼びます。
ID-POS分析の準備(データの入手)
ID-POS分析を行う際には、小売業(例えば、ウエルシア…、ツルハ…など)からID-POSデータを開示してもらう必要があります。データの開示方法には、Raw Data(加工していない生データ いわゆる全レシートデータ)を入手する方法と、ASP(インターネット上のアプリケーション)を使わせてもらう方法の2つがありますが、ASPを使わせてもらう方がスタートがしやすいです。
※大手ドラッグストアのRaw Dataは、月間で1億行を軽く超えるデータ量になりますので、データを取り込み加工するシステムが無い場合は処理しきれません
当サイトはASPを活用して分析を行う人向けに作成しています。
また最近では、特定の小売業のデータではないパネル店データを販売している会社(True Dat…、SOO…など)もありますので、そちらのASPを利用するという方法もあります。
※パネル店とは、複数小売業のなかから市場代表制が高そうな店を一定数ピックアップしたデータのこと
何故ID-POS分析をしたほうがいいの?
背景には、日本の少子高齢化と情報接点の多様化が影響していると考えてください。ドラッグストアやスーパーマーケットは日本の人口を考えると飽和状態です。さらに、高齢者は行動範囲が狭くなりますのでストアに来る客数が減少してしまいます(商圏が縮小しているということ)
加えて、デジタル化をはじめとする情報接点の多様化により固定客が作りにくい状況になっています。
以上2つの理由から、ストアにとってお客様に固定客になってもらうことが重要になっています。
「お客様を固定客化する」為には「固定化するお客様はどんなお客様か」を分析するのが近道であり、その最適ツールがID-POSということです。
ID-POSデータが無くてもできる購買分析
ID-POSデータを入手することができない場合、代替策としてできる分析方法には以下のものがあります。
・買い物調査のようなアンケート調査データ
・家計簿アプリのようなレシート調査データ
買い物調査のようなアンケート調査データ とは、一般消費者に、いつ、どこのお店で、何の商品を、何円で、何個買ったかをアンケートした形式で調査したデータです。インテージ社が実施しているSCIやSLIもこちらに含まれます。
家計簿アプリ とは、一般消費者が買い物したレシートをスマホカメラで撮影しアップロードすると家計簿形式でまとめてくれるというアプリです。
上記データを活用すればID-POSと同様の分析が可能です。 どこのお店で購入したかをチェーン・業態を問わず確認できるという点で、ID-POS以上に分析できる詳しく分析できることもありますが、一方で、両調査データとも、参加者を募る必要があるのでID-POSほどのサンプル数を多く確保できないというデメリットもあります。
ID-POS分析って難しいの?
ID-POS分析って難しそう…時間がかかりそう…と思われるかもしれませんが、専門知識ゼロだった私でもできるので、決して難しくはありません。
売上構造を理解する 分析の型(カタ)を覚える
だけでも商談に有効なデータを短時間で資料化することが可能です。小売業から開示してもらったASP(インターネット上のアプリケーション)を活用して、極力簡単に、かつ商談で使える実践的な内容を紹介します。